アラスカの先住民の村々にはとても良い産品が眠っています。
少し道を歩けばコケモモが群生し、海岸を歩けば、貝や海藻がとれるし、鮭の遡上が始まれば子供でも鮭を捕まえることができます。
実際のところほとんどの産物が商品になっていない状況。
資源があるのに、有効活用ができていないというのが、アラスカの先住民の村に共通する課題。
村々のハンディとしては、拠点になる街まで、とても距離があり運ぶ間に鮮度が落ちてしまう。
そんな村々の地方創生を考えると、鮮度を保つべき加工施設の建設が1つのカギになる。
とわいえ、100名にも満たない村が、大きな施設を作るほどの余剰金は無い。
そこで必要になるのが資金調達。
アラスカの先住民の話を聞くと、複雑なのだけど、先住民の権利として様々な補助制度があるようです。
その1つがEDA(経済開発局 The Economic Development Administration’s )。
事業をする際に、一部資金を補助してくれるので訪ねてみました。
経済開発局
アメリカ合衆国商務省の部門。
先住民の雇用を増やすために資金をストックして、配分を決めている。
申請の手順、必要書類はとても複雑そうです。
ただ、利息が無く日本円で億単位の資金も調達が可能。
各村々に特殊冷凍の施設を作り、施設で働く人が増えれば、その給料はEDAで賄うことができそうです。
EDA担当官
先住民が特殊冷凍施設を作り、先住民が運営することにとても興味を持っていただきました。
もし先住民が興味をもって、資金調達の先の1つにできそう。