震災後は多くの人に、何かしらの転換期が訪れたと思います。
私たちも、環境が変わり、価値観も大きく変わりました。
特に「食の安全」はどうなるのか不安も多く、より安全で安心できる食材を求め、アラスカ中を回ることにしました。
アラスカの現状も一筋縄ではいかない状況があります。
厳しい「漁業権」や漁期など様々な課題があり、簡単に水産品を日本に持ってくることができるわけではないです。
そんな中、面白いことは、彼らの漁法は独特。
漁法というよりも、生活の中に漁がある感じです。
お土産にもらった【数の子】
先住民は、ニシンが来ると松の枝を海に投げ入れ、産卵をさせます。
食べるときはそのまま口に入れ、松の枝だけを口から出します。
弾力があって、プチプチ感があります。
松の香りもおいしく感じます。
こちらもお土産の【銀鮭】
少し小ぶり。
アラスカ州は海を汚す養殖を禁止しているので、天然です。
変な脂がのっていないのでおいしいし健康的。
先住民の村々は、まともな漁として確立していない地域が多いです。
場所がら施設の問題などで、流通に乗せるのが難しい地域があったり、過疎が進み働き手のない地域もあります。
豊富な海産資源がまだまだ多く残っているアラスカであることを実感した初めてのアラスカ訪問となりました。