コルドバに住む先住民

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先日の会議の後に、コルドバ周辺に住む先住民の代表と会うことができました。
代表の名はデューンさん。

コルドバは、プリンス・ウィリアム湾に面した漁師町の1つです。
鮭の遡上で、有名なカッパーリバーも近く、漁業がとても盛んです。

ただ、この地域は悲しい歴史もあって、あのバルディーズ号原油流出事故でとても被害を受けた場所でもあります。

バルディーズ号原油流出事故

1989年に起きた、原油を積んだタンカーの座礁事故です。
24万バレルという量の原油が、プリンス・ウィリアム湾に流れ出ました。

とてつもない量で、対策の遅れ、原油除去の方法が確立されていなかったこともあり、一帯の環境が破壊されました。

野鳥やラッコは、原油まみれになり多大な被害を受けました。

一部のラッコは日本の水族館に引き取られるなどしましたが、数が限られアラスカで2000頭を超えるラッコが死んだといわれています。

そんな中で少しでも生態系の保護のため活動した人の一人がデューンさんです。
先住民をまとめ、生物の保護などに尽力しました。

今でも、デューンさんは周辺の先住民を代表として、活動を行っています。

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